つよい光を放つ
これが
私の愛のかたち
そこからすべてへ
拡がってゆく
ながい ながい
時を信じて
いっしょに
歩いていくんだね
やっと わかった
おじさんより
おばさんの方がいつも
許せる気がする
自分がおばさんだからか
男は どこか居丈高
前の座席に座ってる
渋面のおじさんたち
一人一人 かけがえのない
お父さんであり 夫なんだろう
と思うと 感動しちゃう
あれが
あの人の言い方
だから 引っ掛からない
一歩引けば 自分も
似てるかもしれない
技巧をつくすと
ほんとうから
遠ざかる
ぎりぎりと歯ぎしり
わたしのうたが作れない
ここがなくなったら
セミは鳴かなくなるのだろうか
一人住まいの
高齢者の家
庭木がいくつか
あの頃はよかった
なんて
今あるもののすべて
捨てて 戻りたいと
本当に思って言うのか
おはよう
今日も とっても
美人だね
鏡の前でにっこりと
自分に魔法をかける
素直であれば
その人の限界を超えて
大きくなれる
うん とうなずいて
そのまままっすぐ
アッキー