あなたが好き
って
私の
DNAに
書いてある
二つに分かれた
魂のかたわれと
信じたりするほど
ヒトは ヒトを
求める存在
赤くても黒くても
白くても
私は 私
ふふっ そう
言えるようになった
友人知人の活躍が
羨ましいと 騒ぐ心
望みの大きいあんたやなあ
と 言って
まるくおさめる
ハチミツ舐める
プーさんの気持ち
わかった気がする
体にいいんだよ
言い訳しながら
雨戸を閉め忘れたのは
あなたに会うためだったのか
十六夜の月
少し怯えて
真夜に見上げる
そんなことでは
いけませんよ
十六夜の月に
やさしく諭されたよう
満たされた気持ちで眠る
やさぐれた気持ちで
そのまま寝るところだった
窓の向こうにふと仰いだ
ああ・・・
西の空に
薄くかかる
昨夜 私を
慰めてくれた
満月の夜は
靄がかかって
少し怖かったのだよ
ウサギが降りてきて餅つきしている
夢を見た
前に座る若者が
無造作に持っている缶が
酒ではなくコーヒー
と知ってほっとする
JR東西線 午前十一時
午前十時 JR快速
前髪にカーラー一つ巻いて
こんなひと
ほんとにいるんだ
しかも 結構美人
白いウメの花が
陽の光りを浴びて
「うれしいうれしい」って
うたっているような
朝
私の魂よ
精神と身体を
まっすぐに導いていけ
暗闇を飛ぶ
フクロウのように
アッキー